脱サラ音楽クリエイターの音楽硏究記

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【ボイトレ】発声練習 ① ≪息を操る≫【第4回】

 

 

第4回 発声練習 PART ① ≪息を操る≫

 

あなたの生まれ持った素敵な歌声を探すボイストレーニング

 

第1回は歌を歌う上でベースとなる姿勢の話

第2回は安定して長時間歌ったりいい響きの声を出す為に必要な腹式呼吸

そして前回の第3回は知っていると役に立つ声区・歌唱法

について話しました。

 

ここまでおおよその理解や習得ができたでしょうか?

  

今回は、いよいよトレーニングに入っていきましょう!

発声練習 PART1です。

 

 目次

 

それでは、Let's get it!!

  

 

 発声練習の流れ・ポイント

 

これから行う発声練習には、

第1回の 『姿勢を維持』 しながら、

第2回の 腹式呼吸  を使って取り組んでください。

 

以下、発声練習の流れとポイントをまとめておきます。

 

 

発声練習前に...

 

★軽くストレッチ

・肩回し

・首回し 

・腕伸ばし

特に上半身の力を抜くように行う。

 

★良い姿勢を保つ

①壁に体をくっつけて、顎を引く。

(頭・肩甲骨・お尻がついているか、腰は手のひら1枚分空くくらい)

②肩幅に足を開く。

③ 胸を張る。

④お尻の穴を締める。

( 鎖骨から下腹を通りかかとまでドラム缶が通っているイメージ と

後頭部のハチの辺りを天井から吊られているイメージ を持つ。)

⑤壁から離れてその姿勢を維持。

⑥全身の無駄な力を抜きながら、下腹部を意識。

 

 

 

発声練習中は...

 

腹式呼吸をする

ブレスの度に

お腹を膨らませて息を吸い、

息を吐いている時はお腹がへこんでいく

 

丹田に力を入れる

下腹部の丹田(へそ5cm下)と呼ばれるところに力を入れながら声を出す

 

(これを怠れば喉が力みやすくなるので要注意!!)

  

 

確認できましたか? 

 ではトレーニングに進みます。

 

 

 

 

リップロールとは

 

唇を閉じた状態で、息を吐き出だして唇をブルブル震わせる練習法。

 

この練習法は

口周りや喉の脱力 にも効果がありますが、

何よりも

吐く息の必要量 を知ることができます!! (これ重要!)

 

逆に、吐く息の適切量がわからないと・・・

「 声量を出したいから大きな声を出すようにしているけど、

以前より息が長く続かなくなったような気がする 」

といった問題に陥ったりします。

 

(声量は 息を吐く量 ではなく、良い共鳴 によって増大します)

↑ 今度後述します

 

なのでこれからお伝えするトレーニングの中で、

この最初にリップロールが一番大切で発生を根底で支えてくれる要です。

是非、覚えておいてください。

 

 

 

 

歌ってみよう!

 ではリップロールをしながら動画のピアノに合わせて歌っていきましょう。

始めに書いたポイントも忘れずに!

 (歯並びや骨格などの影響によってリップロールしずらい方は、手で頬を軽くつまんでやってみてください)

 

 


ボイストレーニング ピッチ練習 (VOCAL TRAINING)

 

できましたか?

自分に合わない音域は無理に出す必要はありません。

(喉を傷める原因になります)

 

また 

「ピッチはばっちりだけど発声が自分はまだまだ・・・」 という方や

「何度も動画で練習したから次のステップに進みたい」 という方は、

好きな歌をリップロールで歌う だけでもかなり改善しますよ!

 

日々続けて息を操れるようになりましょう!

 

以上、発声練習① ≪息を操る≫ でした。

 

 

 

 まとめ

 いかがだったでしょうか?

 

リップロールや音程を意識しすぎて、

姿勢や腹式呼吸がおろそかになってしまう方もいたのではないでしょうか。

 

最初はできなくて当たり前です。

 

家で何気なく歌う時などに、

「今度はリップロールで歌ってみよう!」

「今のは自然に腹式呼吸できていたかな?」

「きちんと姿勢は保てていたかな?」

と意識することが上達に繋がります。

 

日々取り組んでいきましょう!

 (お酒を飲んだ後は声帯に悪いので発声は控えたほうがいいですよ)

 

 

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!

また次回お会いしましょう!

 

 

注意:あくまでもポップスの発声法です。

自己流の方法を記述しており、私もまだ学んでいる身です。

誤り等があれば、ご指摘頂ければ訂正等の対処をします。